性介護を始めたわけ
筆者は長年訪問看護に従事していました。
患者さんの中には、筋ジストロフィー症やALSなどの難病の方や
脳性麻痺、小児麻痺などの脳疾患の方もいらっしゃいました。
訪問看護をする中で、ケアをしている最中に身体の一部に変化が現れます。
女性は性的な変化が身体に現れないのでわかりませんが
男性はすぐわかります。
話が出来ないので自分で訴えることが出来ません。
口にだして言えるものなら言うでしょう。
「俺だってやりたい!」
ディスアビリティの方でも同じ人間です。
当然欲求もあります。
訪問看護で性介護は出来ませんでした。
「訪問看護の仕事ではありません。」
必ずこう言われることでしょう。
訪問看護と切り離さなければらないのです。
日本では、ディスアビリティの方の性に関することはタブー視されています。
話題にも上がりません。
筆者は少しでも環境が変わって、少しでも前進することを願っています。